ノルウェー&スヴァールバル 
ロシア北極圏:見どころ
ロシアの北極海沿岸のおもな場所を、参考として記します。アクセスに関する注記は、2022年以前と以後の状況を反映しています。
1. ムルマンスク
1916年にコラ湾に創設された都市で、メキシコ湾流の支流のおかげで海は冬の間ずっと凍りません。ロシアの原子力砕氷船団の母港であり、漁業と海軍の一大拠点でもあります。街の上には、第二次世界大戦における北極圏防衛を記念する高さ35メートルのコンクリートの兵士像「アリョーシャ」が立っています。真冬には約6週間、太陽が昇りません。
2. 砕氷船レーニン号
1957年に進水したレーニン号(Lenin)は世界初の原子力水上船で、30年にわたって北極海航路で働きました。2009年からは博物館としてムルマンスクに係留されており、木製パネル張りの士官室や、原子炉区画をのぞく見学窓があります。
3. テリベルカ
ムルマンスクから約120 km、バレンツ海の外海に面した、風雨にさらされた漁村です。2014年の映画『裁かれるは善人のみ』(原題 Leviathan)によって広く知られるようになりました。訪問者のお目当ては、岩の海岸、朽ちた木造船、冬のオーロラ、夏のホエールウォッチングでした。
4. フランツ・ヨーゼフ諸島
北緯80度から82度の間にある、氷帽に覆われた約190の島々からなる群島で、ロシア北極国立公園の一部です。ルビニ・ロックなどの海鳥の断崖、セイウチとホッキョクグマ、チャンプ島の謎めいた石の球体、初期の極地探検の遺物があります。訪れることができたのは、北極点への砕氷船の航海と少数の探検クルーズだけで、許可が必要でした。
5. ノヴァヤゼムリャ
バレンツ海とカラ海を隔てる、細長く山がちな二つの島です。ソビエト連邦はここで100回を超える核実験を行い、そのなかには1961年の、史上最大の爆発も含まれます。領域の大部分は閉鎖された軍事区域です。氷河のある北端部は国立公園に含まれています。
6. ウランゲリ島
シベリア北東部の沖140 km、チュクチ海にある世界遺産です。最終氷期に氷河に覆われることを免れ、その緯度にしては並外れた生物多様性があります。数百にのぼるホッキョクグマの出産用の巣穴、セイウチの巨大な上陸場、ハクガン、ジャコウウシが見られ、最後のケナガマンモスが約4,000年前まで生き延びた場所でもあります。訪問は年に数隻の探検船に限られていました。
7. ソロヴェツキー諸島
北極線のすぐ南、白海に浮かぶ島で、15世紀に創建された要塞修道院が巨石を積んだ城壁の向こうにそびえています。1923年にソ連のグラーグ(強制収容所)の最初期の収容所のひとつとなり、現在は再び現役の修道院であり、世界遺産でもあります。夏に本土から船か小型機で渡ります。
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